赤ちゃん連れ旅行のTIPS

海外のベビーケアコーナー事情

赤ちゃんをベビーシッターに預けることが普通の欧米や、富裕層はメイドを雇うアジアでは、ベビーケアコーナーが設置されていることが少なく、苦労します。
欧米では外出時の授乳はマイカーの中や、トイレの中で赤ちゃんのケアをすることが多いようです。トイレは不浄のものと考えている日本人からすると、う~んという感じですが。高級ホテルのトイレは、メークスペースにゆったりとした椅子があったりして、授乳には最適です。洗面ボウルの脇には広い台があることも多いので、タオルを敷いておむつ替えができます。
日系のデパートにはベビーケアコーナーが設置されていることが多いので、旅行先にあるようであれば要チェックです。   

授乳のときは乳房を露出しない

日本や東南アジアでは、人前で乳房を出して授乳しても温かい目で見てくれます。でも、欧米ではたとえ授乳であっても公の場では乳房を見せるのはルール違反です。機内や公園など他の人の目がある場では、スカーフやショールなどで、乳房をすっぽりカバーしましょう。服は前開きがいい派とTシャツなどまくるタイプがいい派、に大別されます。好みでどうぞ。気になる人は専用の授乳服があります。
人前ではミルクと考えている人は、授乳時間が過ぎると母乳が漏れてきたりしますので、母乳パットを忘れずに。(授乳時間あたりで50cc程度絞るといいです。トイレでハンドタオルに絞るとやりやすいです。)

おむつ替えも人前を避けて

欧米では人前でおむつを替えるのは非常識とされていて、嫌がられます。洋式のトイレのふたの上や、トイレの手洗いスペースの台が広ければ、そこでおむつ替えをしたりもしました。子供が立てるようになったら、立たせたままおむつ替えできるとラクチンです。私は、長男のときは節約のためパンツ型ではない普通のおむつを使っていました。じっとしていないので自宅でも立たせたままおむつを取替えていました。パンツ型と違って靴もはいたままでいいので、楽なんです。ぜひチャレンジしてみてください。

ホテルの部屋や車に子供だけで残さない   

アメリカなどでは、こどもを虐待しているとみなされ、逮捕されることもあります。法律違反でなくても、親がいないことを知った子は、ベランダに出て探そうとしたり、部屋を出てしまったり、どんな行動をするかわかりません。車の中が高温になり熱中症になったり、誘拐される危険性もあります。数分の間であっても、子供を連れて行くか、他の人に託してください。

大人の領域に子供を連れて行かない

日本だと居酒屋に子供がいたり、大人と子供の領域があいまいです。東南アジアや南の国も人と子供の領域があいまいなところも多いですね。でも、欧米では厳格に区別されています。バーに子連れで行くようなことはしないようにしましょう。病院で大人が診察を受けるようなときも、子供を連れて行くことはタブーだったりします。事前に聞いておくと安心です。

大声で子供を叱り付けない

飛行機の中などで、子供を大声で叱り付けると、子供が萎縮するだけでなく、旅行でうきうきしていた周囲の方の気分が台無しになってしまいます。小さい声でなぜその行動がだめなのかを説明して諭すようにしましょう。「前の人に怒られる」「スチュワーデスさんに飛行機を降りてくださいと言われる」といった他の人を悪者にする叱り方もマナー違反です。

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