機内対策(年齢別アドバイス)

日本人は赤ん坊の泣き声を一番迷惑がり、「なんでこんなちいさな赤ん坊を海外に連れていくんだよ!」という非難の目が 集中しますが少し大きくなったこどもには割と寛容です。欧米人は「家族でバカンスを過ごすのは当然。赤ん坊は泣くのが当たり前」と寛容ですが、少し大きくなったこどもが騒ぐのは「しつけがなっていない」と非難の目を向けます。 普段の乗り物でのしつけを気をつけておくと、飛行機でもそんなに苦労はしないと思います。

乳幼児全般

乳幼児を連れて行く場合、機内では一睡もできない覚悟でのぞんだほうがいいと思います。寝られるつもりで行くと、 ストレスがたまってしまいます。眠れない覚悟をしてると少しでも眠れたら「案外眠れた」と思えるものです。 こどもが小さいうちは、夜便のフライトなら、到着後すぐに観光をする計画をたてたりしないほうが無難です。 また、睡眠不足のまま慣れない土地でレンタカーを借りるのは事故の危険があります。ベビーカーベビーカーは最近は機内に乗り込む際に搭乗口(搭乗券の半券をもぎとるところ)で預けて、降機時にゲート(飛行機からターミナルへ入る入り口)で受け取るのがポピュラーです。預ける際に、ゲートで受け 取るのか、ターンテーブルで受け取るのか必ず確認してください。


おむつおむつ換えはトイレの中でしましょう。オムツ替えシートのある個室はドアに表示があります。立てるこどもなら、トイレのふたの上に立たせて(もちろん靴を脱がせる)、換えるのもよいでしょう。使用済みおむつは普段と同じように大を流し、ビニールに入れれば、トイレのゴミ入れに捨ててよいそうです。


ミルクスティックミルクとペットボトル入りの水と熱湯(ポット入り)を持ちこめばすぐにミルクが作れますね。出発空港のベビールームでお湯を補充しておきましょう。機内で熱湯をもらう場合はボイルドウォーター、ぬるま湯はホットウォーターです。乳首や哺乳瓶を洗う必要がある場合、乗務員に頼めばやってくれますが、ギャレーを使わせてもらうことも可能です。


母乳大き目のスカーフ等を持参して、目隠ししながらあげるといいでしょう。服は前開き派とTシャツ・カットソーのたくし上げ派に分かれますが、好みに応じて準備してください。


チャイルドシート      こどもの座席をとっている場合、チャイルドシートを持ち込んで飛行機の座席に装着することができます。
飛行機の座席よりずっと寝心地がいいので、ぐっすり寝てくれますし、特に飛行時間の長いときは本当にありがたいです。ただし、持込むチャイルドシートの大きさや認定の制限がありますので、事前に航空会社に問い合わせてください。
航空会社各社の基準を別館ブログ「子連れde海外つれづれ」の記事<飛行機へのチャイルドシート持ち込みはオススメ!>にまとめました。


バシネット      おとなしく寝てくれる場合は、あると非常に楽です。寝かすとぐずってしまい、結局荷物置きと化してしまう場合もありますが乳児連れならリクエストしておくといいでしょう。離発着時は使用できません。   


年齢別アドバイス

搭乗後、頭の上の荷物入れに入れた荷物は、離陸後気流が安定するまで取り出すことができませんので、搭乗したらすぐに、飲み物、食べ物、おもちゃ、上着、掛けるものなど機内で必要になるものを取り出して、座席のポケットか前の座席の下に入れておきましょう。乳児連れでバシネットをリクエストした場合は、スクリーン前の座席になることが多く、前の座席のもの入れに入れることができません。コンパクトな布製のバッグなどに入れておくと邪魔にならずにサッと取り出せます。0歳児この時期は「機内で泣かないか?」が一番心配です。泣いたら抱き上げて、「暑く(寒く)ないか、空腹でないか、のどがかわいてないか、おむつがぬれてないか、あやして(遊んで)ほしいのか、眠いのに眠れないのか」確認してみます。おなかがいっぱいで母乳やミルクは飲まなくても、のどがかわいていて、お茶やイオン飲料はごくごく飲むことがあります。何をやってもダメな場合、具合は悪くないか、熱がないか確認してみてくださいね。
この時期のおもちゃは鈴入りが多いのですが、案外気になる音ですので、音のしないものを選んでください


1歳児歩き始めですが、トイレなど必要以外には歩かないほうがいいと思います。気分転換に歩かせることを覚えさせてしまうと、席にじっとしていなくなってしまいます。
この頃になると親がつきっきりで遊んであげられるかどうかがポイントになります。絵本やシールなどいっしょに遊んであげてください。
ビデオを見せるなら「お母さんといっしょ」や「しまじろう」などはけっこう熱心に見てくれるようです。


2歳時自己主張が激しく、キーキー言うので、旅行にはいちばん大変な時期ですね。親の言うことには何でもノーというので何でも2種類以上用意しておき、「このジュース飲む?」ではなく、「こっちとこっち、どっち飲む?」と選ばせるようにしてあげるといいと思います。1歳児のアドバイスも参照してください。


3~5歳(幼稚園)児3歳を過ぎるとききわけが出てきますね。先のこともわかってくるので「飛行機がついたら海だよ」とか「明日は遊園地に行こうね」などとガイドブックを見せながら話すと理解しておとなしくしていたりもします。
旅行のときだけ、いつもはあげないおやつをあげるとか、空港で好きな本を選ばせるとかもいいですね。
席で立ち上がったり、歩き回ったり、大声を出したりしないように注意しましょう。


小学生すっかり安心な時期ですが、元気があり余る時期でもあるので、騒いだりしないように注意しましょう。ゲームはサイレントモードでプレイするようにさせてください。

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